結論から言えば、長期目線では、まだまだ上がると考えています。
どれくらい上がるかですが、少なくとも10年以内には2倍以上になっていると思います。
本日は、上がる理由を皆さんにお伝えできればと思います。
なぜ金は上がり続けているのか?
理由① 金は有限資産でいずれ枯渇する
地球上に存在する金の量には限界があり、鉱山から採掘できる金は年々減少しています。
新しい金鉱山が見つかることもありますが、当然無限ではありません。
人工的に作ることもできますが、採算が合わず、実質「生成不可」と考えて良いでしょう。
具体的には
・巨大なエネルギーが必要
・高価な加速器などの設備が必要
・金以外の放射性物質などが生成される場合がある
上記から、人工的に金を作るコスト > 金そのものの市場価格となり、
人工的に生成するのは不可の状況です。
また、金業界の国際的な団体である「ワールド・ゴールド・カウンシル」は25年度末の金資源量を約13万tと推測しており、これを金需要である約5,000tで割った時、30年ほどで枯渇する計算になります。
必ず枯渇するとは断言できませんが、過去日本でも佐渡金山・菱刈金山などは実際枯渇しております。
理由② 半導体・電子機器・宇宙(人工衛星)の分野で需要が高い
AIを動かすためには、半導体が必要不可欠であり、この半導体に金が使われています。
具体的には、半導体チップとパッケージ端子を繋ぐ非常に細い金属線が使われています。
また、金は宇宙分野でも活躍しています。宇宙飛行士は太陽からの紫外線を多く受けることから、ヘルメットのバイザー部分に金が多く塗布されているなど、用途は様々です。
このように、これから伸びるであろう分野での需要が高いことが分かりますが、現在テクノロジー分野での需要量は宝飾品需要の5分の1程度ですので、これから伸びる可能性がある程度で見ていれば良いでしょう。
理由③ 紙幣の価値が下がっている
どんな時に紙幣の価値が下がるか、ですが、それは紙幣の発行量が多い時です。
単純に紙幣の量だけ増えて、物やサービスが増えなければ紙幣の価値は下がります。
実際にM2と呼ばれる通貨供給量を示したデータを見ると、発行量は年々増加しており、
これに金価格は連動し、価格は上昇しています。
もちろん、地政学リスクや投資家からの金需要の理由により、特に短期ではM2と連動していない局面もありますので、長期前提で購入するのを強くオススメします。
理由④ 各国の中央銀行が買い集めている
当然、各国の中央銀行が莫大な資金で買い集めていれば、価格は上昇します。
世界の中央銀行は、2024年には約1050tの金を購入しています。
金額換算すると、約15兆円の購入となります。
また、ワールド・ゴールド・カウンシルによる各国に向けたアンケート調査では、
回答者の95%が「今後、12か月間で世界の中央銀行の金準備量は増加する」と回答しています。
この背景として、各国がドルの価値が下がることを予想しているからです。
中央銀行の多くは外貨準備としてドルを保有していますが、紙幣価値の希薄化・金の希少性から紙幣そのものの価値に疑いを持ち、リスク分散として各国が金を購入しています。
※外貨準備とは一言で説明すると「国が所有する海外用の貯金・資金」であり、急激に円安になった場合など、ドルを売却し、円を購入することで、調整することがあります。(為替介入といいます。)
ここまでで、紙幣の価値が下がることが、相対的に金の価値を上げることは説明しましたが、なぜ紙幣と金が連動しているのか、と疑問に思わないでしょうか?金以外にも資産はあると思いませんか?(鉱物でいうと銅・銀・プラチナなど)
これは、金の歴史を知ることで理解できます。
永遠に輝きを失わない金の歴史
紀元前1300年頃:古代エジプトなどで装飾品・財宝として利用
紀元前6世紀頃:金貨が登場し、金が「お金」として使われ始める
古代〜中世:金貨が広まり、国家の富や権力の象徴になる
19世紀:金本位制の拡大
まず、金の始まりとして、エジプトや中国、日本でも装飾品として利用されてきました。
ツタンカーメンの金マスク、奈良の大仏(金メッキとして使用されている。)など、
大昔から人々の間で、金は「資産あるいは高価なもの」という認識があったと考えられます。
1800年代にはイギリスで金本位制を法制化しており、その後もドイツ・日本でも金本位制を正式採用しています。(現在は金本位制ではありません。)
金本位制とは何か?ですが、国が発行する紙幣の価値を金と結びつけることで、紙幣価値の安定化を目的としたものです。(例えばですが、1万円=金○グラムと交換できます、と基準を設けることで大量に紙幣発行するのを抑制することができます。)
しかし、金本位制の最大の問題は、経済成長に合わせてお金を自由に増やしにくいことです。
例えば、戦争や金融危機が起きても「金を持っている量以上に通貨を発行するのは難しい」という制約がありました。
そして第二次世界大戦後は、金本位制からドルを中心とした国際通貨制度へ転換しております。
ここで私が伝えたかったことは、金本位制の内容ではなく、紀元前の装飾品から始まり、各国の通貨の基準になるまで金は資産として認められている、ということです。
この点、日本は金の分野で遅れを取っています。(外貨準備の保有量でも世界10位)
歴史上、日本は各国に比べて銀行の倒産が少なく、通貨に対する信用が高いです。(今でも現金で支払う方は多くいますよね。)
しかし、インフレが進む今、資産が通貨(日本円)のみだと、時代に置いて行かれます。
ちなみにですが、私の資産は50%以上が金です。それくらい上がる確信がありますし、これからも追加し続けます。(ポートフォリオ上、30%くらいをオススメします。)
ここまで読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。今回は金についてまとめましたが、気になる分野があれば、是非コメント欄までお願いします。

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